難聴について

日本の難聴者人口

日本人で難聴の自覚があると答えた人の割合は、全年齢の10.9%(約1,390万人)。自覚のない人も含めると、65歳以上の2人に1人が難聴の可能性があると言われており、難聴は実は身近な問題と言えます。

難聴が疑われる10の症状

こんなこと、ありませんか?

  • 聞き返しが多くなる
  • 耳の後ろに手を当てる
  • 早口が聞き取りにくい
  • 呼びかけられても気づかないことがある
  • テレビドラマのセリフが聞き取りにくい
  • 家族で観ているテレビの音が聞き取りにくい
  • 1対1だとよく聞き取れるが数人での会話は聞き取りにくい
  • まわりが騒がしいと聞き取りにくい
  • 今まで聞こえていた虫の声などが聞き取れない
  • 耳鳴りがし始めた

ひとつでも当てはまる方、まずはご相談ください。

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お客様の「聞こえ」をサポートいたします。

聞こえのかんたんチェック

小さな声が聞き取りにくかったり、音はわかるが言葉がわからないといったことはありませんか。もしかしたら「聞こえ」が低下しはじめてきたサインかもしれません。

<ご家族の方へ>

身近な方が日常の異変に早く気づくことが、難聴の早期発見につながります。普通に話していても反応がない。呼びかけても返事がない。そんなことが2度3度あったら難聴を疑ってください。難聴は、痛いところがあるわけではなく、ご本人にとっては不自由なことはあまりありません。例えば、テレビや電話の音が聞こえなければ大きくすると、不自由さは感じません。また、聞こえないために大切な情報を聞き逃したりしても、そのことに気づかなければ不自由さを感じることはないのです。ご家族や身近な方が難聴を早期に発見し、認知症予防に積極的に関わってください。

難聴と認知症の関係ついて

65歳以上の4人に1人が認知症または予備群と言われています。
日本の認知症患者は2012年で約462万人、65歳以上高齢者の約4人に1人が認知症、またはその予備群とも言われています。この数は高齢化の進展に伴いさらに増加が見込まれており、いわゆる団塊の世代が75歳以上となる 2025年には、約700万人前後になると見られています。

難聴は認知症発症の危険因子です

2015年に政府が策定した「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」をでは、難聴も認知症発症に影響を及ぼすことが示されています。
一方で認知症の発症予防については、日常生活における取組みが大切であるとしており、難聴の早期診断ならびに補聴器を使うことによる 早期対応が、認知機能低下の予防につながる可能性があります。

聴力低下は40歳前後から

人の聴力は加齢によって40歳前後から弱まり始めると言われています。その変化はゆっくりと進行するために 本人が気がつかないことも多く、周囲の人やご家族の心づかいでサポートされているうちに、難聴が進行していることも少なくありません。認知症の発症を予防するためにも、聞えにくいと感じたら耳鼻咽喉科医の診察をお受けになることをおすすめします。